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お知らせ

2020.12.07

『最前線の販売リーダーたちが語る~DX時代のマンション販売はどう変わるべきか~』Q&A追加回答

 

※本ページはセミナー参加者様限定公開としていましたが、ナレッジ共有のため全体公開に設定変更しました。

 

2020年12月4日(金)に開催したオンラインセミナー『最前線の販売リーダーたちが語る~DX時代のマンション販売はどう変わるべきか~』でのQ&Aについて、セミナー内で回答済に加え、時間内に回答できなかった質問にも回答をいただきましたので、本ページで公開させていただきます。ぜひご覧ください。

 

【回答者様】

◆三菱地所レジデンス株式会社

業務企画部販売企画室企画グループ長兼 経営企画部DX推進室DX推進グループ 夏井桂 様

第二販売部都心コアユニット販売第三グループ 主任 石毛瞳 様

 

◆日鉄興和不動産株式会社

企画本部経営企画部 和田浩明 様

住宅事業本部販売推進部販売推進グループ マネージャー 冨田雄也 様

 

◆伊藤忠ハウジング株式会社

販売グループ プロジェクトマネージャー 倉津崇宏 様

 


 

Q.【1】
コロナによって販売・接客方法が変わった部分

 

A.
(夏井様)長時間接客を奨励する文化であったり、何度もお客様に再来いただくために情報を小出しにしたりするようなことが無くなったこと。長時間労働になりがちだった販売部門の労働環境の改善にもつながってくるので、良い傾向だと思っています。

 

(冨田様)情報をウェブへオープンにすることに、事業者側の抵抗感がなくなったことは大きいと思います。ウェビナーでも話に出ていましたが、これまでは「モデルルームくるまでに如何に情報を出さないで済むか」という観点でホームページやリターンツールなどを作成していました。それが、ウェブに価格なども含め情報をかなり出したとしそれでも興味があるお客様はきちんと来場してくれるということが、分かりました。コロナ前からその傾向はありましたが、より顕著になったのはコロナがきっかけかなと思います。
接客はオンライン商談が普通の選択肢になったことと、「オンライン商談をやってます」ということ自体は別に売りにもならないぐらい、どの物件も取りそろえるようになっており、いかにオンライン接客を使いこなすかが重要かと思います。

 

(倉津様)オンライン商談導入やオンライン重説導入など非対面での案内手法が増えた。都心を中心にコロナ自粛生活により新たな需要が生まれ、賃貸脱却、持ち家探し始め層が急激に増えた。自粛により会社にいる時間より自宅にいる時間が増え、もっと住居スペースを良くしたい、素敵な暮らしをしたい。生活利便の揃う都心に住みたい、SNSでリア充を発信したい。素敵な料理をより良いキッチンで作りたい等。上記需要は雇用の安定している大手勤務者中心。逆に少しでもコロナによる雇用不安や将来の収入に疑問を感じた方は、今は住宅購入の時期ではないと、足踏みする層も郊外を中心に散見された。コロナ後の担当物件では全て住戸内Wifi対応に仕様変更をし、住宅購入後のSNS発信を狙う取り組みプロモーションを仕掛けた。

 

 

Q.【2】
オンライン接客を導入するにあたり、例えば現場の方々はそうしたネット活用のリテラシーがなくて、やりたくない!混乱するから逆に迷惑だ!みたいな抵抗はありませんでしたか?

 

A.
(夏井様)表立って言われた経験はありませんが、迷惑に感じている営業担当も多くいたと思います。相手の目を見ながらヒアリングした内容に勝るものはない、だから会うことが大事だ!という考え方を強く持つ担当者はいまでもいるでしょうし、それを否定するつもりも全くないということを、いつも伝えています。別にオンラインで詰めろとは言っていないですから。
具体的には、対面で話をすべき相手に貴重な時間をちゃんと使えるように、セルフジャッジで進んでいけるお客様にはそれでもちゃんと判断できるように情報提供していきましょう。また、対面接客までは要さないけどちょっと話を聴きたいという方向けの窓口を用意して、そういうお客様にまで対面で時間を使うことは避けましょう、という話をしています。

 

(冨田様)販売現場、販売員によって、おっしゃる通りネットリテラシーの高い、低いで導入のハードルはあります。導入は出来ても、チーフ、販売員自身が本気で使いこなそう、使えるツールと思っているかで、実際のオンライン商談数にも如実に反映されています。かつ、実際お客様にストレスにならないようにオンライン接客を行うには、それなりの販売員側のツールへの慣れも必要なので、全員がいきなり強制的に行うことは難しいと思いますが、「まずはやってみる」「小さな成功体験を積みかさねる」ことを、ネットリテラシーが低い販売員も含めて行っていくことが大事だと思います。

 

(倉津様)今まで対面商談で勝負してきた販売員にとって大きな変革だった。クレヴィアシリーズでは全件導入しオンラインを試みたが、成約率の高い物件そうでない物件等、物件特性や個々の能力差は生じた。オンラインの特性上、物件情報開示が主で相手の情報を聞き出し辛い部分、相手の表情や考えが読みにくく、対面案内での雑談や販売員の人間性を売りにして成約を上げているいるものにとってはオンライン抵抗は強かった。しかしながらネットリテラシーはリーダーの統率力やサポート、場慣れで解決がある程度出来る。

 

 

Q.【3】
1:物件価格帯によって、オンライン接客の抵抗感の強弱はありますか?
2:オンライン接客とモデルルーム接客で歩留まり率は変わりますか?
3:現場の抵抗はありましたか?

 

A.
(夏井様)1:当初は、高リテラシーの専門職など高額価格帯のお客様に受ける見立てをしていましたし、実際、都心物件や資産運用向けのコンパクト物件で実証実験をスタートしていました(そして想定通りすぐに結果も出ました)。ところが、運用対象物件を拡大した後、とりわけコロナのうるさかった時期は、郊外物件を検討するファミリー層から感謝の声が沢山届きました。子連れの外出に厳しい目が向けられていて、みんな辛かったみたいです。この取り組みをやってよかったなと感じた瞬間の一つです。
2:歩留は同じです。同業各社と情報交換の機会を持っていますが、オンライン接客の実績をある程度積んでいる会社は、どこも変わらないと言っていますし、だからこそ今後も常設窓口として継続予定と聞いています。
3:表立って反発を受けている訳ではありませんが、現場の抵抗はあります。とりわけ、腕っぷしのいい、これまでのやり方で成功体験を積み上げてきたベテランのやり手営業担当ほど、リスクやできないことに目が向きがちです。ある程度は仕方ないことと思っています。

 

(冨田様)今のところは、価格帯というよりも、都心、郊外のエリアの差は感じています。都心、準都心的なエリアであれば単身、ファミリー関係なく、抵抗感の少ないお客様はいると感じていますが、郊外でそもそもネット通販をつかう場面が少ない顧客がメインターゲットの場合、抵抗感が強いような雰囲気は感じていますが、これもこちらの先入観かもしれないですし、コロナをきっかけにこれからは変わっていく部分かとおもうので、そういった方々にも抵抗感なく、オンライン上で検討を進めてもらえるような仕組み、体験を考えていくことは大切かなと思っています。

 

(倉津様)物件価格というよりは、ターゲット層が若い世代ほどオンラインに慣れており、仕事上の活用状況や役職等でも差を感じる。物件の販売難易度が高く、営業マンのフォローなし、見た目の情報だけで判断されてしまう物件はオンライン不向き。(駅遠、全面建物離隔近い、ピン立地悪い、過去マーケット逸脱価格高等)強い物件のアピールポイントなく、小さな良さの積み上げて販売する総合力物件はやはり来場前に判断されない対面の方が歩留まりは高い。

 

 

Q.【4】
オンライン接客の効果を上げる為に必要な要素は?

 

A.
(夏井様)スライドだけでなく動画やVRなど、各社、お客さまに情報伝えられるだけの武器の準備は済ませていると思いますが、そこから先の運用で差が大きく付く印象を持っています。
うまく使っている現場は、ほんとうに感心するくらいに事前準備をしっかりやっています。営業担当の中には、ブラインドタッチができなかったり、PCの操作に不慣れな者もいます。そうしたデジタルが苦手な担当者でも、落ち着いて接客に集中できるよう、最低限のトークスクリプトを各スライドに用意したり、動画やVRは別ウィンドウで立ち上げてから接客を開始することをルール化したりなど、一定の接客品質を担保するためにものすごくしっかり準備をしています。だから本社スタッフも、現場がここまでパワーをかけてやらないと回らないことをちゃんと認識してサポートしてほしいと言われています。

 

(冨田様)ツール等の準備と、オンライン接客の前にお客様と電話などでコミュニケーションをとるのも有効な場面は見られています。また、やはり前述の内容と重なりますが、販売員がオンライン上での接客に慣れて、せめて販売員側だけでも抵抗感をなくし、お客様と信頼関係を築くことも重要かと思います。

 

 

Q.【5】コロナによって販売・接客方法が変わった部分と、それに対する顧客からの反応が知りたいです。・LINE導入し反応が良い・物件動画を入れたが反応は悪い等

 

A.
(夏井様)オープンハウスさんがやられているような、顧客とのコミュニケーションツールとしてのLINE(LINE WORKS)の導入は、検討はしていますが実現していません。時間外は定型文での対応も可能なものの、やろうと思えば気軽に常時連絡可能な窓口を設けてしまうと、やはり労務管理的にどうかというところもあり、顧客満足度的には確実にプラスですが、悩むところです。
動画によって事前に物件情報をある程度理解していただく取組は好評ですし効果もあるので、各社積極的に取り組まれていますね。直近だと野村不動産アーバンネットさんの参宮橋物件のリリースが印象的でした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000281.000025694.html

 

 

Q.【6】コロナということよりも今後販売戸数が減少していくだろうというマーケットの中で、1.物件の企画 2.プロモーション手法はどのように変わると予想されますか?

 

A.
(夏井様)これは超個人的な意見ですが、東京は単身者だらけですし、コワークにも使えるスペースと、楽しみリラックスするための空間の両方が共用部に充実した、単身者向けの大型物件をやりたいです。コールハースの本(『錯乱のニューヨーク』)に出てくる、マンハッタンにあったダウンタウン・アスレティック・クラブのイメージです(ちなみにダウンタウン・アスレティック・クラブは近年、分譲マンションにコンバージョンされています)。
https://www.cityrealty.com/nyc/financial-district/downtown-club-20-west-street/review/33141
プロモーションは、新築マンションに限定すれば需要より供給の方が少ない状態が続いているので、あんまりやらなくてもお客さんいっぱい来るんですよね。物件サイトを中心にオウンドメディアへの投資は拡大傾向なものの、プロモーション施策自体は控えめになってゆくと思います。

 

(和田様)物件の企画については、コロナ対応(テレワークなど)が緩く進む(トレンドも含めて)のかなと。ハードだけでは限界があるので、ソフトサービスも絡めてなのかなと思います。ここは担当の工夫が大きい領域で、各社の動きに期待も込めて注目しています。 プロモーションについては、急激に変わることは無いと思いますが、単身世帯増・高齢者増の中で必然的にターゲットアプローチが変化する部分と、集合ギャラリー加速の中で集客の目線を少し下げる必要もあるとすると、そういった観点かなと思います。どちらも組織的に動く必要があり、体制も問われますね。

 

(倉津様)総合ギャラリーの集約化やVR活用によりモデルルームは減少。しかしながらマンション購入は感動あっての部分も大きいので、集約したギャラリーのテーマパーク化や、逆に現物販売の建売りの重要性も増す。

 

 

Q.【7】
マンション販売においても、インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスなどの分担制はありえますでしょうか?

 

A.
(夏井様)現在も営業と契約担当、引渡担当は分担制の会社が多いですし、営業局面においても、三井さんは昔から、サンライフの担当者が一次接客をして、決める段階になるとレジデンシャルの社員が登場、というような分業がありました。
大事なのは、お客様に対しては法人として一貫した対応をする必要がありますから、それを可能にするための、情報共有のプラットフォームを整備することだと思います。アンケートの裏書に頼るのではなく。
そして個々のお客様とのやり取りに関しては、お客様側のマイページでも過去の記録をずっと辿って確認できるようにすれば、お客様側も、担当者が変更になってもちゃんと自分とのやり取りの経緯をわかってもらえていると認識して、受け入れてもらえるように思います。

 

(和田様)あると思っています。分割はその3つとは限りませんが。既に大手は来場~契約までと、そのあとのエスクロー、引渡関連は分離していますね。直近の方向性として大きくは3つ、①供給が細る中で、LTV最大化は課題認識が生まれやすい、②契約以後のtech化が進み、セールス部分と分離される、③ギャラリー集合化の流れの中でプロモーション戦略~インサイドセールスの考えに変化有り、かなと思ってます。

 

 

Q.【8】
来場や反響に関して、SNSの影響についてどう考えていますか?例)有名ブロガーが取り上げることについて

 

A.
(夏井様)のらえもんさんやマンションマニアさんに背中を押されてマンションを購入してくださったお客様がたくさんいます。ブロガーさんの後ろには、ものすごくたくさんのお客様がいらっしゃる、それが見えるので、お互い一定の距離感は保ちつつも、いい関係を続けられればと思っています。基本的に、すごく感謝しています。

 

(和田)ブロガーが存在する理由は2つです。1つは情報の非対称性が大きいから。モデルに行って初めてもらえる情報にまだ価値がある為、ブロガーが発信してアクセスを稼ぎます。結果売主側が提供できる情報価値としては下がっているので、合理的に見てあまり意味がありません。やる必要があるかはおいておいて、売主がネットで全部情報公開してしまえばブログ価値はその部分においては消滅します。売主側もいろいろやり方を検討する時代になっているかと。 もう半分は、人はマンションという高額商品を購入する際に、背中押しが必要です。それはポジティブ情報もネガティブ情報も含めて、自分以外からの誰かからのアドバイスが欲しい。でも近い人は主観的なので、できれば遠いけど有名な人から欲しい。これがまさにブロガーのマーケットです。お客さんにとっても必要な存在ですし、売主にとっても必要な緩衝だと思います。共存共栄でやっていくということが一番健全かと思います。

 

(倉津様)SNSの影響は強い。一人の強い意見より、多くの人の意見が尊重される、可視化される時代となっている気もする。

 

 

Q.【9】
コロナ禍で販売手法のデジタル化が進む中で、マーケティングの仕方についてもデジタル化が進んでいますか?進んでいない場合、何がハザードとなっていますか?

 

A.
(夏井様)マーケティングのデジタル化は、おそらく世間一般の皆さまが想像するのとは大きく違って、先端のデジタルマーケティング施策に各社チャレンジしています。日本で一番デジタルマーケティングにお金をかけているのはSUUMOじゃないかと思いますが、各デベもSUUMOにやられっぱなしにならないよう、様々な取り組みをしています。

 

(冨田様)対面での情報が得られにくいこともあり、クッキーデータをつかってのMAツールでのマーケティングは行っていますが、販売現場での活用は、オンライン接客と同様、ホットリストの抽出程度にとどまっていることが多く、本質的には使いこなせていない状況で、課題だと思っています。

 

(倉津様)デジタル化により情報が溢れる時代に、いかにうまく使うか、整理できるか戦略活用は考え方次第。

 

 

Q.【10】
今後、オンライン接客へシフトして、個別物件のマンションギャラリーの縮小、集約はありえますか?

 

A.
(夏井様)とにかく仕様を剥がして原価を抑えていかないとマンションを建てられない時代ですから、販売経費にも当然メスが入りますし、可能であれば拠点は集約したいと誰もが考えていて、そういう方向に進む会社が多いと思います。ただ、置き換えの利かない、ギャラリーやモデルルームならではの体験価値があって、そこへの需要も大きくありますから、どうバランスさせていくかが思案のしどころです。

 

(和田様)集約はもう始まってますよね。ただこの動きは、現状「効率性」や「費用削減」の売主側視点が大きいように感じます。どこもカツカツで土地買ってて、経費しんどいから。もっとお客さん視点でも「集約した方がこれは良いよね」って思ってもらえる取組をせなあかんなと、思ってます。

 

(冨田様)ただのコスト削減ではない、お客さんにとってプラスな、物件単体ではできない、複数でまとめるから、集合形式だからできることもあるとおもうので、両軸を意識したいと思っています。ただ、ご質問にたいしては、大きな流れ、全体としては縮小、集約の流れだと思います。

 

(倉津様)物件集約は加速しますが、オンライン化で全て販売とはならないと個人的には考えます。しかしながらマンションギャラリーに行く、モデルルームを見るの感動体験はどんどん新しいデジタル技術に置き換わっていくと捉えています。

 

 

Q.【11】
マンションギャラリーの持つパワーについてどう思いますか。確かにVRやデジタルツールによって効率化だったり、マーケティング観点からはいろいろ進みそうですが。お客さまにとっては、一生に一回か数回しかない買い物なので、何度もモデルルームを見たり感じたりする体験も含めてを新しい価値を作ることはできないかと思案しています。

 

A.
(夏井様)あたらしい体験価値の創造、同感です。これは個人的な見解ですが、VR等のデジタルツールは、図面集等をわかり易くする、理解促進のための位置づけで考えています。没入感をどれだけ高めようが、モデルルームの体験価値を置き換えるものにはなり得ず、理解促進の役割に留まるという認識です(現時点では)。
ただ逆に、理解促進の役割をデジタルツールに担わせてモデルルームから引き剥がしたら、モデルルームやギャラリーではもっと楽しいチャレンジが可能になるのではないか、ということを考えています。

 

(和田様)もう仰る通りでございます。みんなで頑張りましょう。

 

(冨田様)個人的には、モデルルームで見てみるだけがすべてではないと思ってます。そもそもモデルルームで再現できている住戸はその物件の一部でしかないわけで、仕様が各物件でそろったら、実質同じだと思うので。それよりは、お客さんが住まいを探す、決めるにあたって、どんな情報、体感がしたいのかをフラットに考えて、そのための仕掛けを考えていきたいなと思います。

 

(倉津様)マンションギャラリーの持つパワーは強大です。しかしながら技術革新によって感動体験は置き換わっていくと考えます。

 

 

Q.【12】
総合ギャラリーでコンセプトルームの場合、公正規約上の問題は各社様どのようにクリアしているのでしょうか?

 

A.
(夏井様)これは表示規約の問題というより、業法の50条2項の話ではないでしょうか。東京都の場合は2物件まで同一の案内所で取り扱える、それ以上の場合は宅建業の事務所として登録の必要がある(神奈川は1物件しかダメで、2物件でも事務所登録が必要)など、都道府県による運用の違いもありますから、そこは行政の考え方に沿って必要な対応をしています。
書いていて気づきましたが、仕様が異なる複数の物件を取り扱う場合に、優良誤認をどう防止するかという観点からのご質問ですね。これは、ギャラリーは最近、説明パネルは必要最小限の共通で使えるもの(当社だとチェックアイズという品質管理の仕組みや、入居後サービスなど)ぐらいしか置かなくなっていて、主にiPadで、物件毎に制作しているデジタルツールを使って仕様や設備の説明をしていますから、MRで誤解が生まれないようちゃんと気を付けていれば大丈夫かなと思います。モデルルームでお客様が撮影した写真をきっかけに、バルコニーの隔て板の隙間の有無が大きな問題に発展した同業他社さんの話など、教訓はたくさんありますので。

 

(冨田様)50条2項の問題という意味であれば、物件数に限りがあるので、事務所としての登録を行わない場合は、動線の分けなど、制約がでてきます。コンセプトルームと実際購入される物件、住戸との違いの説明という意味では、パンフレットや接客ツール等で違いを明確にして、説明をして、認識の齟齬がないようにしています。

 

 

Q.【13】
とてもいいお話ばかりなのですが、用語もわからないようなレベルの人(担当者)たちにはどうやって導きましたか?

 

A.
(石毛様)わかる若手が徐々に広めていくような草の根運動も大切だったように覚えています。

 

(冨田様)各種ツールの使いこなし、浸透ということだと思うので、そこは当社としてもこれからの課題だと思っています。特に当社の場合は、自社の販売員、販売会社ではないので。一方で、販売員が使いこなせるような、分かりやすいツール、シンプルであることも、オンライン接客のツールや役割としては大切かなと思います。複雑な新しい用語は基本的にはお客様にも分かりにくいだけなので。

 

(倉津様)担当者に合わせた使い方のフォロー、出来るところでの使用と無理はさせないこと。

 

 

Q.【14】
オンラインとオフラインでの接客につきまして、質問内容は変わりますでしょうか?

 

A.
(冨田様)オンラインでクロージング(購入判断の最後の詰め)はやはり難しいかと思います。オンライン接客といっても、お客さん側は画面オフにしていることが殆どなので。そこにトライはしていますが、やはり課題かなと思います。また、広さの認識や、テンションを上げる事の難しさはオンラインでの課題かと思います。質問内容ではないですが。

 

(倉津様)質問の仕方はまるで変わります。オンラインではお客様自身情報開示をしなくてもよい環境下にあることが多く、単刀直入な質問はNG。短時間での人間関係作り、情報開示によるわかり易いメリットを訴求すること。

 

 

Q.【15】
そもそもな話、Zoomだったりそういったネットツール自体使うこと(覚える事)を拒否する人が多いような気がしますが各社様そういう状況でしょうか?うまくいった場合ではなく、全くうまくいっていない(入り口で拒否している場合)の話を伺いたいです。

 

A.
(石毛様)そこまで拒否する営業担当は周囲にはおりませんでした。営業だけでなく、社内の研修や打ち合わせがオンライン化しているので、慣れてきた部分も大きいかと思います。

 

(冨田様)導入はしているが、実質全く使っていないという物件は多いです。結局チーフ、販売員が、直接来場だけではない顧客へのアプローチ方法として、いかに使いこなすかだと思いますし、現状それが無くてもそれなりには来場が維持できていることから、その新ツールへのモチベーションがわいていないということが大きいかなと思います。多少の押し付けと、自発的な使いこなしが大切だと思います。

 

(倉津様)ネットツールは一つの情報伝達手段。必要なタイミングンで必要な分だけ。うまく使ったほうが成果が上がることがわかれば必然利用する。

 

 

Q.【16】
「顧客のネット行動履歴の可視化」について、どのような要素をどの粒度やボリュームでキャッチされたいか、お聞きしたいです。

 

A.
(石毛様)個人的には、顧客のネット行動履歴の分析により、現在行っている来場後の価格サーベイを代替できるレベルまで情報がほしい。

 

(冨田様)例えばKASIKAさんなどで取得できているデータを、どの様に活用すればよいかがわかっていない、活用しきれていないことが課題かと思います。論理上は、そういったMAツールでのホットリストや行動履歴に合わせた営業アプローチを行うということはわかるのですが、データが取れすぎていて、各販売員は、ただストーキング的なことをしているだけになっている気がします。 今後クッキーデータの取得も難しくなることを考えると、お客様へのアプローチ、営業の仕方、事業の組み立て方も変えていく必要があるのかなと個人的には思います。

 

(倉津様)私自身の今最大の興味分野。研究中です。

 

 

Q.【17】
完全なペーパーレスを実施されたことがありましたら、お客様の反応を教えてほしいです。また、課題と対策などもありましたら。

 

A.
(石毛様)完全なペーパーレス化とはどこまで指すかわかりませんが、カラーパンフや図面集等、web上から自由にダウンロードできる形式にはトライしました。親に共有しやすい等喜ばれる方もいる一方、まだ紙での資料がほしいという方は一定数います。特にそういった方はwebでの情報取得も苦手な方のため、紙でより多い情報を求めるので、その方々に合わせるとコストがかかります。

 

(冨田様)完全なペーパーレスは実施したことはまだないです。リターンツールのペーパーレスなどは行っています。ただ、オンラインだけで十分でしょ、ではつまらないなとは同時に思ってまして、リアルに送られてくるから意味があるモノ、リアルな方がより魅力が伝わるモノ、オンラインで十分なモノを改めて考えて、色々工夫したいなと思っています。

 

(倉津様)過去ペーパレスの実験(パンフレットや持ち帰りツールの電子化)をしましたが、ペーパレスについていけるのはデジタルネイティブ世代(20代中後半)くらいからで実際は紙が重要だと認識しました。家に帰って、パンフレットやツールを見ながら、家族や夫婦で会話することが重要キーポイント。将来的にこのネイティブ世代が購入層の最重要ターゲット層になる時期が到来すれば、変わっていくとも感じます。

 

 

Q.【18】
間所さんそろそろ皆さんの話が聞きたいす

 

A.
(夏井様)間所さんは矢作地所さんの開発担当取締役時代、名古屋で名作マンションを次々に世に出されていて、業界のレジェンド的な存在でした。バンベール本山池園町や、野村さんとのコラボ物件でもあるTHE SAKAE RESIDENCE、ラグナヒルズなどです。私自身はもっと間所さんの、間所さん自身がなぜここまでデジタルの世界にのめり込んで事業を展開されているのか、その背景に迫る話を是非ききたいですね。

 

 

Q.【19】
ちょっと時間が短いかもしれないですね

 

A.
(和田様) 毎回1人呼んでで間所さんが誰かと対談すれば良いのにと思いました。まず第1回目は間所さんが聞かれる側にして思う存分話してもらえればと思います。夏井さん同様、とても興味があります。

 

 

 

皆さま、熱い質疑応答をありがとうございました。

 

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